【家庭の常備薬】メンタームとメンソレータムの違いについて比較した。

2つの具体的な違い

ほぼ違いのないこの二つの薬はどの様な違いがあるのか、比較検証してみた。

メンタームは

メンタームを製造販売しているのは、近江兄弟社が製造販売をしています。
成分はdlカンフル、l-メントール、ユーカリ油、白色ワセリン・黄色ワセリンを使用しています。
効能・効果は、すり傷、やけど、しもやけ、虫刺され、そり傷、切り傷、打撲傷、神経痛、かゆみ、靴擦れ、ひび、あかぎれ、筋肉ロイマチス、皮膚炎症です。
パッケージのキャラクターは、「メンタームキッド」と言う少年のキャラクターが描かれています。

メンソレータムは

現在はロート製薬が製造販売をしています。
成分はdlカンフル、l-メントール、ユーカリ油、白色ワセリンを使用しています。
効能・効果は、ひび、あかぎれ、しもやけ、かゆみに効果があります。
パッケージのキャラクターは、「リトルナース」と呼ばれる看護師のキャラクターが描かれています。

双方の会社の生い立ち

実は、もともとメンソレータムは、アメリカのメンソレータム社が開発した商品で、日本では近江兄弟社が販売しておりました。

その後、近江兄弟社が経営難に陥り、メンソレータムの販売権をメンソレータム社に返上しました。

その後、メンソレータム社はロート製薬と提携し、現在では、ロート製薬がメンソレータムを販売しております。

一方、近江兄弟社は自社で製造・販売を継続するために、メンソレータムと類似した成分・効能を持つ「メンターム」を開発しました。

結論

どちらも効能・効果的にほぼ変わりない為、コストとイメージで選んでも問題ないかと思います。
また、自分の場合は、花粉症の時期に、鼻の下に塗り、鼻の通りをよくする為にも使います。
メンタームの方が、市中では、若干安価に販売されている様に思えます。
いずれにせよ、使用上の注意をよく読んで使用して下さい。
もし症状が良くならないまたは、発疹、かゆみなどが発生するようでしたら、使用を中止し、医師や薬剤師に相談して下さい。