皆さん、こんにちは!突然ですが、Netで「総額1万円」のジャンクPC詰め合わせセットを見つけたらどうしますか?
自分も普通なら、買うか買わないか迷うところなんですが、最近、秋葉原に行けてなくて、ちょっと物欲が暴走状態だったのかもしれません。
そんな中、UT-PCさんが2周年記念で、8月1日・2日の両日で、実売店と通販で何種類かの福袋チックな商品を販売しました。
自分は、やはりノートパソコンが修理しても楽しいので、1万円でノートパソコンとwindows tabletが入ってるバックを1つ購入しました。
注文して、家に届いたのが、8月4日の夕方で、正直、中々来ないので、少し心配しました。youtubeで同社の福袋を見たところ、気持ち的には、あんまりな物も入っていて正直、少し後悔してました。
届いた中身は、ノートPC3台、中華デジカメ、モバイルバッテリー、そしてなぜか中古のパカパカガラケー。普通なら「いや、ただの産廃の山でしょ……」とスルーするところですが、私の目は中央に鎮座する1台の黒い筐体に釘付けになりました。
NEC VersaPro UltraLite タイプVC(VC-9 / 2022年製)

なんと第11世代のCoreプロセッサー搭載機。今、私が会社で使わされている10世代のPCよりも新しい現役バリバリ世代です。
「動けば完全に元が取れる……というか大勝利。よし、当たった!!」
こうして、物欲とハラハラ感に満ちた、最高にスリリングなジャンクハックが幕を開けました。
第1の罠:ビクともしない「完全文鎮化」
届いてさっそく、手持ちの「65W PD充電器」を挿してみます。
充電ランプはオレンジ色にポチッと灯るものの、電源ボタンをいくら押してもカチカチ虚しい音が響くだけで、1ミリも起動する気配がありません。画面は漆黒の闇のまま。
「出たよ、高年式レノボ中身(※現在のNECモバイルは実質Lenovo設計)特有の『過放電プロテクト』かな?」
この世代のUltraLiteは、メインバッテリーが完全に空っぽ(0V)になると、システムがパニックを起こして電源ボタンの命令を完全に無視するガチガチのフリーズ状態(文鎮化)に陥る持病があります。
ただ、幸いにもType-Cポートの周辺がほんのり温かくなってきました。
「よし、電気は入っている。このまま一晩じっくり充電させて、バッテリーの目を覚まさせてやろう」
そう確信し、私はPCをリビングに残して寝床につきました。……が、ここで予想だにしない最悪の刺客が現れます。
深夜の悲劇:まさかの「娘のiPhoneテロ」勃発
夜中、ふとトイレに行きたくなって目が覚め、リビングを通りかかった時のことです。
暗闇の中で、なぜかVersaProのファンが「フォォォーーー!!」と爆音で唸り、排気口からアチアチの熱風を吹き出しているのを発見しました。
「え!?液晶真っ暗なのに何事!?」と驚いて足元を見ると、あるはずの65W PDケーブルが引き抜かれ、その先には娘のiPhoneがテーブルの上にドヤ顔で繋がっているではありませんか。
どうやら夜中に目が覚めた娘が、「お、ラッキー。ここに強い充電器あるじゃん」と、私の大事な大勝利作戦を絶賛大妨害(横取り)していたのです。
思わず暗闇で「ええ、てめー!!」と声が出ました(笑)。
PCの挙動をプロファイリングするに、数時間充電されて「起動最低ライン」まで電圧が回復したまさにその瞬間、娘にプラグをブッコ抜かれたショックで内部の電源管理チップがパニックを起こし、画面真っ暗のままCPUが100%で大暴走(空回り)してしまったようです。
「あぶねぇ!このまま朝まで放置してたら、せっかく溜まった電気が暴走で全滅してまた文鎮に戻るところだった……!」
私はすぐさま電源ボタンを長押しして強制終了(OFF)し、今度は社外品PDへの警戒ロックを解くために、手持ちの「NEC純正45W Type-Cアダプター」に差し替えて、ガチガチの最終セッティングで再び就寝しました。
早朝:BIOS大復活と、想定外の「デジタルライセンスの深層」
朝起きてPCを見ると、充電ランプが綺麗に消灯。
満充電完了の合図です!
運命の電源ON!画面にパッと映し出されたのは、神々しい「BIOS(Setup)メニュー」の文字!
生き返った!!
しかし、ここでまた小さなアクシデント。
過放電のバグが残っているのか、内蔵キーボードの方向ボタン(矢印キー)がうまく作動しません。
「まあいい、そんなの想定内だ」と、すかさずUSB外付けキーボードをセットしてバイパス。
日時設定をサクッと終わらせます。
そして、あらかじめ別PCのRufusで仕込んでおいた「Windows 11インストーラー」を召喚し、クリーンインストールを敢行。
ここで、ジャンク再生として最大のミステリーにして超ラッキーな現象が起きました。
そう、デジタルライセンスが上手く作動しなかったんです。
仕方なく「ライセンスなし(プロダクトキーなし)」でインストールを完了させ、デスクトップが立ち上がった後、設定を見たらなんと勝手にデジタルライセンスが自動承認されたのです。
おそらくこの個体、企業が3年リース等で導入した直後、社員がすぐに退職して棚の奥でずっと忘れ去られていた「社内ニートPC」だったのでしょう(我が社でもよくある光景です)。
マザーボード(基板)の深層まで企業の正規ライセンスが強固に焼き付けられていたため、OSを入れ直しただけで勝手に認証が通ってしまいました。(ちなみに、セットに入っていたもう1台のIdeaPadは、しっかりライセンス認証で弾かれたので、やはりこのVersaProが特別な『極上お宝』だったわけです)。
なお、初期セットアップ時にWi-Fiだと認証が弾かれる予感がしたため、男は黙って「有線LAN直挿し」でネットに特攻。ええ、この薄型PC、折り畳みという変わったギミックで、有線LANが刺さるんですよ!これが功を奏し、一爆速で認証が完了しました。
結論:1万円ジャンク福袋の勝敗は……?
OSが起動した後にバッテリーの消耗度(Health)をチェックしてみたところ、驚異の「83%」!2022年製としてはこれ以上ない超健康体です。
中身を開ければ、メモリ8GB(オンボードなのが唯一の悔しさ!)に、信頼のキオクシア(旧東芝)製256GB SSDがしっかり生存。
(※なお、一緒に入っていた第3世代のDELLに関しては、Windows 11非対応の今更戻れない『完全なゴミ(サンデーブリッジおじさんホイホイ)』でしたが、そんなものはどうでもいいのです)。
朝一番に、夜中怒鳴ってしまった娘に「昨日はごめんね」とちゃんと謝罪と仲直りを済ませ(心の中では、あのプラグ抜きハップニングが最高の電圧変化を生んでロック解除に繋がったのかも……と感謝しつつ)、今、まさに大復活したこの爆速VersaProからこの記事を書いています。
総額1万円で手に入れたジャンクPCバックセット。
蓋を開けてみれば、追加コスト0円で、会社のPCを過去にするレベルの現役メインマシン(とは言ってもN100に毛が生えた程度のCPUですが)が錬成されてしまいました。
これだから、ジャンクいじりはやめられません!
やはり小型PCは面白いです。



コメント