※当ブログではジャンクPCの活用情報を発信していますが、OSのインストール等はすべて自己責任となります。あらかじめご了承ください。
「どうしてもあの10.1インチのロマンをもう一度手に入れたい」 RZ8での苦い挫折を胸に、私は秋葉原へ向かいました。
滞在時間はわずか1時間。しかし、事前調査と経験があれば、秋葉原は宝の山に変わります。
本記事では、メモリ8GBの貴重なLet’s note RZ5を、総額7,800円で完全ビルドするまでの記録を綴ります。
まず最初に、windows11非対応のノートPCにOSを入れる事は、全て自己責任で対処する事となります。
したがって、自分の記事の様に、上手く動くかどうかは自己責任で試してください。
先日、久しぶりに秋葉原の街へ赴いた。
しかし、今回の滞在時間はわずか30分から1時間程度。巷のジャンク巡りのように、何か面白いものがないかとアキバの街をあてもなくぶらぶら彷徨ったわけではない。
私は事前にX(旧Twitter)でショップの発信を網羅し、お目当てのスペックの出物を補足していた。
そこに売ってるかもしれない獲物を、ピンポイントで買いに行く。
短い時間ながら効率の良い買い物をした。
目的は、パナソニックのLet’s note RZシリーズ。
実は少し前に、RZ8のBIOSロック品というジャンクを仕入れ、自分なりに色々と調べて苦労しながらも、自分では解除できなく、オークションで出来る人を探して、なんとかBIOSロックを解除するところまで漕ぎ着けた。
しかし、Windowsが起動した直後、何の前触れもなくPCの電源がバツンと落ちてしまう。
その後も原因が掴めず、結局まともに使うことができなかった。
あの10.1インチという絶妙なサイズ感、圧倒的な軽さ、長時間のタイピングにも耐える驚くほど打ちやすいキーボードの質感が、どうしても頭から離れない。
あの小さな筐体に詰まった唯一無二の漢のロマンが、ずっと心に引っかかったままだったのだ。
あのサイズ感のRZシリーズを、今度こそちゃんと自分の手で動かして使ってみたい。
その執念のような思いを胸に、秋葉原へと向かった。
CPUの世代は少し古くてもいい。
だが、日常の快適さを左右するメモリだけは、ジャンク市場では滅多に出回らないメモリ8GBモデルが絶対に欲しかった。
そんな中、Xの画面に映し出されたメモリ8GBのRZ5の入荷情報。
迷いはない、もしかしたら今日は営業してるかもと言う気持ちで、湘南通商さんへと向かった。
湘南通商さんの店頭で、2台のRZ5と向き合う
最初に向かった老舗の湘南通商。
無駄な時間はない。 店頭で店員さんに声をかけると、非常に親切に対応してくれて、状態の良さそうな2台のRZ5をカウンターに並べてじっくり選ばせてくれた。
ここからは自分自身の目利きと集中力が試される時間だ、店頭ではACアダプターを使わせてもらえるので、電源を入れ、BIOS画面を立ち上た。
液晶にドット抜けや目立つ色ムラがないか、画面をチェックする。
さらに、BIOSメニューから累積の通電時間を確認し、これまでの使われ方に思いを馳せる。
2台をじっくりと見比べ、液晶の状態がより良好な方を選び出した。
Xでの情報通り、間違いなくメモリ8GBモデルだ。
RZシリーズの中古はその大半が4GBで、8GBモデルは今や滅多に見かけない。
探している人間からすれば、これを見つけただけで、当たりだと確信できる。
CPUは確かに少し型落ちではある。(intel m5-6Y54)
Let’s note RZ5の驚異的なスペック
- 重量: 約745g(バッテリー込み)
- 機能: タッチパネル対応・360°回転(2in1)
- 端子: 有線LAN、HDMI、USB3.0×3を完備
この様な、UMPCをあのお堅いパナソニックが作っていた事に感動すると共に、驚いた。
さらに、液晶の状態が良く、貴重なメモリ8GBを搭載したこのRZ5の価格は、6,000円(税込)だった。

さらに、手頃な外付けのdellのDVDレコーダーも300円(税込)(ケーブル無)で見つけ、一緒に購入した。
前回のRZ8での苦い経験や損失を、一気に帳消しにしてくれるような、文句なしの破格の個体に出会えた瞬間だった。店員さんの丁寧な対応にも感謝しつつ、この本体を即決で購入した。
アキバジャンクスのただならぬオーラと、店長との繋がり
無事に本体は確保できたが、中古品ゆえにストレージが抜かれており、SSDがない。
湘南通商さんには、その時、手頃なm.2のSATAがなかったので
こればかりは別の店で探す必要があった。
湘南通商さんを後にし、次に向かったのはアキバジャンクスさんだ。
あの店には、いつ行っても他の中古ショップとは一線を画す、独特のただならぬオーラが漂っている。
並んでいる商品の質、店内の空気感、そこに集まる人々の真剣な眼差し。
一見すると少し緊張してしまうような空間だが、だからこそ掘り出し物が眠っているという独特の期待感がある。(地震があったら、商品崩れるんじゃないかと少し心配する。)
幸いなことに、私はここの店長とは顔馴染みだ。
長年ずっと通い詰めているというわけではないのだが、何度も足を運び、ジャンクパーツを品定めするうちに、自然と言葉を交わすようになり、今では良い情報を教えてもらったりする関係になっていた。
ネット通販を使えば、自宅にいながらボタン一つで明日にはSSDが届くだろう。
しかし、それではあまりにもつまらない。
更に中古品は目で見て触って初めてわかる部分もある。
このただならぬオーラが漂う空間で、店長と、これ、今の相場だとどう?といった、言葉数は少なくてもお互いの信頼が通じ合うリアルなやり取りをする時間こそが、秋葉原のジャンク巡りの本当の醍醐味であり、他には代えがたい価値なのだと思う。
店長と話をしながら店内のパーツを吟味し、無事に見つけ出したのが、128GBのM.2 SATA SSDだった。
今の市場相場を考えればまずあり得ない、1,500円(税込)という破格の値段で譲ってもらうことができた。
それぞれ違う店をハシゴすることにはなったが、事前に立てた計画の通り、わずか1時間足らずの間に自分の足で歩き、馴染みの人との繋がりの中で、必要なパーツが綺麗に揃っていくプロセスは本当に気持ちが良いものだ。狙い通りの完全勝利だった。
ブログで「価格」を公開することへの葛藤と思思想
ここで、今回の秋葉原巡りでかかった費用を整理してみたい。
- RZ5本体(メモリ8GB):6,000円
- M.2 SATA SSD(128GB):1,500円
- Dellの外付けDVDレコーダー:300円 (接続ケーブル無し)合計で、7,800円となった。(DVDレコーダーの有効利用の為のCDリッピングソフトの記事をリンクします。)
実は、この具体的な金額をブログに書くかどうかについては、最後の最後まで自分の中で非常に深く悩んだ。
こういう中古品の具体的な安値やお得な情報をネットにそのまま公開してしまうと、それを見た人が一斉に店に殺到してしまうことがある。
そうなると、ネットの情報だけを頼りに来る人に買い占められてしまい、普段から秋葉原に足を運び、現地でコツコツと自分の目で探して楽しんでいる本物の同好の士たちが、本当に欲しいものを選んで買えなくなってしまう。
それは同じ趣味を持つ人間として本意ではないし、店側の普段の相場や営業のあり方に余計な影響を与えたくないという、お店への敬意やマナーもあった。
だからこそ、あえて価格は伏せて、朴訥に出来事だけを書こうかとも思ったのだ。
しかし、その一方で、以前に自分がセットアップしてブログに書いた、Surface Go 2の時のことを思い返していた。
あの時、具体的なスペックや価格、長所短所の比較をしっかりと提示したことで、読者の方から、自分もやってみたい。
これくらいの予算でここまで楽しめるんだという良い指標になった、という好意的な指示を戴けたんじゃないかと思った。
あえて具体的な数字をぶっちゃけて出すことで、たったこれだけの予算でも、自分の目利きと工夫次第で、これほどまでにロマンが詰まったモノ作りや体験ができるんだ、というワクワク感を、誰かに真っ直ぐに伝えられる良さもあるのではないか。
同じ趣味の人への配慮や店への敬意を常に頭の片隅に置きつつ、今回はあの秋葉原の現場で起きたリアルな巡り合わせの楽しさを、飾らずにありのままに伝えた方が、結果としてブログとして面白いものになるかもしれない。
そう天秤にかけた結果、今回はこの7,800円という数字を隠さずに書き残すことに決めた。
街全体で1台をビルドした充実感を胸に
前回のRZ8では、動かずに落ちてしまうという本当に悔しい思いをしたが、今回の秋葉原での買い物は完璧だった。
Xの情報を頼りに、信頼できる老舗の店員さんに親切に選ばせてもらい、迅速に本体を確保する。
そして、ただならぬオーラを持つ店で、顔馴染みの店長から信頼の証として譲ってもらったパーツ。
秋葉原という街を、1時間という限られた時間の中で流れるように巡りながら、自分の足と目で一つひとつのパーツを集め、組み上げていく。
この泥臭くも濃密なプロセスを経て仕上がった1台だからこそ、ネットで完成品をポチるのとは比べものにならないほどの愛着が湧くし、今度こそ長く付き合える頑丈な相棒になってくれるのではないかという、静かな安心感がある。
さて、家に帰ったら、さっそくこのSSDを本体にぶち込んで、Windowsのセットアップを始める作業が待っている。
不具合が出ないか緊張しつつも、自分の手でOSが立ち上がっていき、あの10.1インチの画面が目の前で完全に息を吹き返す瞬間。
温かいお茶かコーヒーでも飲みながら、その画面をじっくりと眺める時間こそが、中古弄りをしていて最も贅沢で、最高の達成感を味わえる瞬間なのだ。
後編はこちらからどうぞ






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